松脂とは、なんぞや！？

管理人かか

えっ!!?毛替えしたのに音出えへんやん！！
なんで？？？

職人まさる

弓に『松ヤニ』ついてまっか？
『松ヤニ』塗らんと音出えへんのやで。

管理人かか

そうなん！知らんかった！！

弦楽器のことよう知らん、管理人のかかです。
今回は、弦楽器奏者のみなさんが弓に塗り込んでる『松ヤニ』について、お勉強したいと思います。

松脂って、なあに？

松脂の構成成分は、松から取れる樹脂と柔軟剤（ひまし油のような酸化しにくい油）。

買ったばかりの弓とか、毛替えしたての弓は、松脂塗らんと音が出ないそうな。
松脂粒子の活躍がなくては、音が出されへんのやて。

人の髪の毛と同じように弓の毛にも、キューティクルがあって、このキューティクルに松脂粒子が付着することで、弦と毛の摩擦力が増大して、弦が振動→楽器本体が増幅→音がなる、とういうことだそうな。

松脂粒子 大活躍の図

そういえば、野球のピッチャーのロージンバックや体操選手が競技前に付ける白い粉も、松脂やったね。滑り止め効果があるんやね。

なるほど！松脂粒子よ、摩擦をありがとう。